• "消防団員退職報償金条例"(/)
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  1. 青森市議会 2005-06-28
    平成17年第1回定例会(第7号) 本文 2005-06-28


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開議 ◯議長(間山勲君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第7号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 議員の辞職 2 ◯議長(間山勲君) 日程第1「議員の辞職」を議題といたします。  まず、その辞職願を事務局に朗読させます。   〔書記朗読〕 3 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  6番塚本艶子議員の辞職を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、6番塚本艶子議員の辞職を許可することに決しました。(「議長」と呼ぶ者あり)  海老名議員。 5 ◯2番(海老名鉄芳君) 先般、合併に伴う告示行為につきまして緊急質問を要請してあったわけなんですけれども、これにつきまして動議を提出したいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり) 6 ◯議長(間山勲君) 海老名議員に申し上げます。緊急質問については、議会運営委員会申し合わせ事項で、議会運営委員会の了承を得た上で議会の同意を得て行うということになっています。きのう開催されました議会運営委員会では、緊急性がないということで了承しないということで決定をされておりますので、御了承願いたいと思います。(「議長」「議事進行」と呼ぶ者あり)  海老名議員。 7 ◯2番(海老名鉄芳君) ただいまの件でありますけれども、これは私ども議員の身分に関する非常に大きな問題であります。当然この問題というのは緊急性があると、私はそういう観点からお願い、要請しているわけでありますので、その辺、議長、もう一度計らいのほどよろしくお願いします。(「採決、採決」「進行」と呼び、他に発言する者あり) 8 ◯議長(間山勲君) それでは、お諮りをいたします。  採決をすべきという意見と、議会のこの申し合わせ事項によって、議運でもってもう一回再度確認したらよいかということについて採決をとりたいと思います。(「採決」「議長」と呼び、他に発言する者あり)  それでは、海老名議員の緊急質問に対して、議会でこの場で質問させるか、させないかについて採決をいたします。質問させてもよいという方の御起立を願います。
      〔賛成者起立〕 9 ◯議長(間山勲君) 質問をさせてもよいという議員は少数、つまり質問させてはならないという意見の人が多数を占めるので、これは否決とさせていただきます。  会議を続けます。           ────────────────────────── 日程第2 議案第79号 青森市総合計画審議会条例の制定について ~ 日程第8 議案第94号 青森市消防団員退職報償金条例の一部を改正する条例の制定について 日程第9 県知事提出議案第1号 青森市高田財産区議会設置条例案 ~ 日程第21 県知事提出議案第13号 青森市本郷財産区議会設置条例案 10 ◯議長(間山勲君) 日程第2議案第79号「青森市総合計画審議会条例の制定について」から日程第21県知事提出議案第13号「青森市本郷財産区議会設置条例案」まで、計20件を一括議題といたします。  総務企画常任委員長の報告を求めます。52番原田一紀議員。   〔議員原田一紀君登壇〕 11 ◯52番(原田一紀君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月16日に開催し、本会議より付託されました議案7件及び県知事提出議案13件について審査をいたしました。  初めに、議案第79号「青森市総合計画審議会条例の制定について」及び議案第84号「青森市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について」の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第85号「青森市地域振興基金条例の制定について」は、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第86号「青森市財産区管理会設置条例の制定について」、議案第88号「青森市で安全に安心して生活するための条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第93号「青森市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第94号「青森市消防団員退職報償金条例の一部を改正する条例の制定について」の計4件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、県知事提出議案第1号「青森市高田財産区議会設置条例案」から県知事提出議案第13号「青森市本郷財産区議会設置条例案」までの計13件については、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 12 ◯議長(間山勲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(間山勲君) 御質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「議長、異議あり」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(間山勲君) 布施議員、何号に御異議がありますか。 15 ◯10番(布施一夫君) 議案第85号に異議があります。 16 ◯議長(間山勲君) ただいまの委員長報告中、議案第85号について御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議案第85号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 17 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議案第85号については委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第22 議案第80号 青森市青少年問題協議会条例の制定について ~ 日程第24 議案第83号 青森市スポーツ振興審議会条例の制定について 19 ◯議長(間山勲君) 日程第22議案第80号「青森市青少年問題協議会条例の制定について」から日程第24議案第83号「青森市スポーツ振興審議会条例の制定について」まで、計3件を一括議題といたします。  文化教育常任委員長の報告を求めます。33番村川節子議員。   〔議員村川節子君登壇〕 20 ◯33番(村川節子君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、文化教育常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月16日に開催し、本会議より付託されました議案第80号「青森市青少年問題協議会条例の制定について」、議案第82号「青森市生涯学習推進委員会条例の制定について」及び議案第83号「青森市スポーツ振興審議会条例の制定について」の3件について審査をいたしましたが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 21 ◯議長(間山勲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(間山勲君) 御質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第25 議案第81号 青森市小作料協議会条例の制定について ~ 日程第27 議案第95号 青森市と五所川原市との境界の一部変更について 24 ◯議長(間山勲君) 日程第25議案第81号「青森市小作料協議会条例の制定について」から日程第27議案第95号「青森市と五所川原市との境界の一部変更について」まで、計3件を一括議題といたします。  産業交通常任委員長の報告を求めます。2番海老名鉄芳議員。   〔議員海老名鉄芳君登壇〕 25 ◯2番(海老名鉄芳君) ただいまから、産業交通常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月16日に開催し、本会議より付託されました議案第81号「青森市小作料協議会条例の制定について」、議案第87号「青森市自動車運送事業運営審議会条例の制定について」及び議案第95号「青森市と五所川原市との境界の一部変更について」の3件について審査をいたしましたが、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付しております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 26 ◯議長(間山勲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第28 議案第89号 青森市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について            ~ 日程第31 議案第92号 青森市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 29 ◯議長(間山勲君) 日程第28議案第89号「青森市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第31議案第92号「青森市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」まで、計4件を一括議題といたします。  民生環境常任委員長の報告を求めます。27番花田明仁議員。   〔議員花田明仁君登壇〕 30 ◯27番(花田明仁君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は6月16日に開催し、本会議より付託されました議案4件について審議いたしました。  初めに、議案第89号「青森市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第90号「青森市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第91号「青森市乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」の3件については、いずれも起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第92号「青森市公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 31 ◯議長(間山勲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(間山勲君) 10番布施議員、何号に御異議がありますか。 34 ◯10番(布施一夫君) 議案第89号から議案第91号まで、計3件に異議があります。 35 ◯議長(間山勲君) まず、ただいまの委員長報告中、議案第89号について御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議案第89号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
    36 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議案第89号については委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第90号についても御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議案第90号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 37 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議案第90号については委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第91号についても御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議案第91号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 38 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議案第91号については委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第32 議案第30号 平成17年度青森市一般会計予算 ~ 日程第80 議案第78号 平成17年度青森市特定基金特別会計予算 40 ◯議長(間山勲君) 日程第32議案第30号「平成17年度青森市一般会計予算」から日程第80議案第78号「平成17年度青森市特定基金特別会計予算」まで、計49件を一括議題といたします。  予算特別委員長の報告を求めます。53番大矢保議員。   〔議員大矢保君登壇〕 41 ◯53番(大矢保君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、予算特別委員会の審査の経過と結果について報告をいたします。  まず、6月16日、本会議終了後に開催された予算特別委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に木村清明委員が選ばれましたので、まずもって報告をいたします。  次に、本委員会は6月20日、6月21日及び6月22日に開催し、本会議より付託されました議案第30号「平成17年度青森市一般会計予算」から議案第78号「平成17年度青森市特定基金特別会計予算」までの計49件の平成17年度各会計予算を一括議題とし、一括審査をいたしました。  また、採決の方法についても、議案第30号「平成17年度青森市一般会計予算」から議案第78号「平成17年度青森市特定基金特別会計予算」までの計49件の平成17年度各会計予算を一括して諮ったところ、議案第78号及び議案第30号については、それぞれ起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第31号、議案第32号、議案第35号、議案第37号、議案第38号、議案第41号、議案第44号から議案第46号までの計9件については、一括による起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第30号から議案第32号まで、議案第35号、議案第37号、議案第38号、議案第41号、議案第44号から議案第46号まで、議案第78号を除く議案38件については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 42 ◯議長(間山勲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  45番大沢研議員。   〔議員大沢研君登壇〕(拍手) 44 ◯45番(大沢研君) 日本共産党の大沢研です。  ただいまの予算特別委員長の報告中、議案第30号から議案第32号まで、議案第35号、議案第37号、議案第38号、議案第41号、議案第44号から議案第46号まで及び議案第78号の計11件について反対討論を行います。  合併をめぐって重大な問題が露呈しました。市の職員が合併前の旧浪岡町職員に住民投票を阻止するため電子メールで指導していた問題で、総務部長が指示していたことをみずからが認めました。それなのに4月の臨時議会では、なぜそのような事実は確認されていないという答弁を繰り返したのでしょうか。議会運営のシナリオや議員提出議案まで作成して指導していたのですから、内政干渉はしていないなどという言いわけは通用するものではありません。いかに浪岡町民の民意を無視して合併を強引に進めてきたかを明確に物語っているではありませんか。  おまけに、合併を推進してきた元町長と8人もの議員が町長リコールでの買収で逮捕されました。5月2日付東奥日報社説に、合併後の公共工事発注など利権確保のねらいがあったことも明らかになってきたとあります。将来の浪岡町の発展よりも自分の利権だけを追求していたとすれば、利権合併、金で買われた合併と言われるのも当然のことです。佐々木市長がよく言う、次の時代に生きる子や孫たちにとっても夢や希望の広がる新たなまちづくりという言葉がむなしく聞こえます。  合併に伴う議員の在任特例についての告示が浪岡町で行われなかったという重大な事実が明らかになりました。告示がなされなければ、旧浪岡町議が青森市議になるという在任特例は効力を発するのでしょうか。本来であれば、合併の議決後に告示しなければなりません。担当の旧浪岡町の幹部もそこまで頭が回らなかったと話しているというのです。いかに慌てて合併の手続を進めてきたかの証明でもありますが、旧浪岡町議の資格が問われる重大な問題であると言わなければなりません。  中世の館の館長に、佐々木市長の浪岡後援会の幹事長で、リコールによる町長選と同時に行われた町議補選で落選した人物を登用しました。今に始まった問題ではありませんが、明らかに論功人事以外の何物でもありません。これを総務部長は適材適所だと言うのですから、あきれてしまいます。  合併の目玉とされた高齢者の福祉乗車証もお粗末の限りです。2億円もかけて新しいバスを購入し、青森駅と浪岡駅をつなぐ2路線を新設しました。しかし、市営バスが走っているのは旧浪岡町の一部の地域でしかありません。せっかく福祉乗車証をもらっても使えない地域が多いのでは何の意味もありません。おまけに運転手もバスの管理も弘南バスに委託しているというのですから、何のために新車を購入したのかわかりません。いっそのこと、市営バス路線をつくらず、最初から弘南バスと福祉乗車証の契約をすべきだったのではないでしょうか。  合併特例債は、旧浪岡町と折半する計画になっていますが、事業ごとの費用が明らかにされていません。両市町の事業を積み上げておよそ半々になったという答弁がありましたが、それならば、それぞれの事業ごとの費用が明らかになっているはずです。それにしても、実際の事業費は特例債の数倍になるのではないでしょうか。事業内容が明らかでないふるさとミュージアム、合併前の駆け込みで住民の理解を得ていない浪岡駅前再開発など、新たな借金を抱え、さらに財政危機が深刻になるのではないでしょうか。  企画財政部長は、平成22年から事業所税の新設による歳入増を強調しました。旧青森市だけで約660社、年間13億円に上る新たな税金が中小企業にかかります。長引く不況のもとで地元企業には厳しい負担を強いることになり、市民への負担転嫁も心配されます。  中核市の指定を受けた場合の財政計画もはっきりしません。保育料など県の補助金がある事業の補助金がカットされる問題や県単独事業が移管された場合の県費がカットされる問題など、市の大幅な歳出増や市民負担増となっている全国の例が少なくありません。中核市になっても、市民負担がふえるのでは何のための中核市かわかりません。急いで中核市の指定手続を進めるのではなく、議会や市民の意見を十分聞き、検討していくよう提言しておきます。  福祉の後退が目立ちます。保育所の第3子保育料軽減対策、幼稚園就園奨励の県の負担が引き下げられたことにより、市民負担増になりました。同時に重度心身障害者医療費も有料化されます。さらに、乳幼児医療費、ひとり親家庭の医療費も入院時食事代を自己負担にしようとしています。いずれも県の補助金カットによるものですが、その影響額は2つ合わせてもわずか1000万円ちょっとです。それならば、市が独自に負担して福祉水準を引き下げないという姿勢が必要なのではないでしょうか。健康福祉部長は、家庭にいても同じように食費はかかるのだから自己負担は当然のような言い方をしましたが、子育て支援に逆行するものと言わざるを得ません。  介護保険法が22日、参議院を通過し、成立しました。政府・与党は、障害者自立支援法案も延長された国会で押し通そうとしています。いずれも、国の負担を減らすために国民に負担増を押しつけ、サービスや給付を抑制しようというものであります。これらの問題で質問しても、健康福祉部長は政府を代弁するような答弁の繰り返しであります。国の言いなり、県の言いなりの福祉の後退はこれ以上許せません。佐々木市長が市長選で掲げた3つの基本で公約した健康で安全な暮らしを守るというスローガンは、一体何だったのでしょうか。  教育問題も重要であります。教育部長は、私たちとの雑談の中で、寒い教室、雨漏り、くみ取りトイレが営繕の3点セットだと言いました。特に力を入れて改善に取り組まなければならないという意味で言ったのだと思うのですが、小・中学校から上がっている営繕要望が改善されず、放置されているものが余りにも多いのではないでしょうか。  久栗坂小学校の体育館の雨漏りは、3年前から指摘しているのに一向に修理されていません。この体育館は雨天の日はまさに雨降り状態で、ピアノには防水シートがかけられているというもの、雨天体育館というのは、雨が降る体育館という意味ではありません。直ちに修繕するように求めるものです。  冬期間、教室が10度以下で、防寒着を着て授業をしている学校がいまだにあることもお粗末の限りです。これが佐々木市長の言う県内トップ都市の実態でしょうか。佐々木市長の公約である次代を担うたくましい人を育てるとは、雨漏りにも負けず、寒い教室にも負けない子どもを育てることでしょうか。教育環境の整備に全力を尽くすよう強く求めるものであります。  就学援助の中学校給食費が半額しか補助されていない問題も重大であります。小学校は全額補助で中学校は半額補助、これでは一貫性がなく、就学援助の意味がありません。浪岡地区は小・中学校とも全額補助ということで、青森市と浪岡町、教育に差別を持ち込んでいることにならないでしょうか。直ちに全額補助を実施するよう求めるものであります。  今冬の除排雪は欠陥だらけで、市民の苦情が市に直接寄せられただけでも9000件近いというものでした。佐々木市長は、こうした市民の不満の大きさがよほど気になったと見えて、選挙公約のトップに、率先して雪に取り組みますというスローガンを掲げました。しかし、今議会の答弁では、抜本的な改善策は示されませんでした。最大の欠陥は、市長の除雪に取り組む姿勢の問題です。全面委託工区など除雪車の出動が業者任せになっていることや、生活道路は中抜き方式で、真ん中を1車線除雪するだけで排雪は一切しないという基本姿勢そのものが重大な問題です。除雪状況の適切な把握ができなかったという理事者の答弁でも明らかなように、業者任せの除雪行政を抜本的に改善しなければなりません。  最後に、公立大学不正経理事件について一言申し上げておきます。市の調査チームによる調査結果を3月議会終了直後に公表したことは、極めて意図的であると言わざるを得ません。しかも、市長初め前学長、前副学長の責任は一切不問であります。そればかりか、裏金を使ってのゴルフや飲み食いはほとんどが公費支出適となっています。市民の目から見れば、これほど不思議なことはありません。それでは、どうして流用した裏金を使わなければならなかったのでしょうか。裏金を使って行ったゴルフや飲み食いを、わざわざ公費支出が妥当かどうか判断すること自体がおかしいのではないでしょうか。しかも、市長がゴルフ代は自分で支払うと記者会見の場で発言したのに、調査報告書では、公費支出適だから返さなくてもよいとしたことには納得がいきません。総務部長は、市長の意思としての発言と答弁しましたが、市長の勝手な思い込みによる発言だったのでしょうか。昨年4月の記者会見の後の各派代表者会議で市長が同じことを言ったので、私がゴルフ代を返還することは寄附行為に当たるのではないかと質問したのに対し、その辺は検討したいと答えて返還の意思を撤回しませんでした。調査結果で市長の発言をうやむやにすることは許されません。  いずれにせよ、この調査結果は、真相解明にほど遠く、これで幕引きを図ることは許されません。しっかり全容を解明し、その責任の所在を明確にするよう求めて、私の反対討論といたします。(拍手) 45 ◯議長(間山勲君) 次に、39番渋谷勲議員。   〔議員渋谷勲君登壇〕 46 ◯39番(渋谷勲君) 新自民の渋谷勲でございます。  今回提案されました議案第30号「平成17年度青森市一般会計予算」を初めとする各会計、企業予算について、賛成の立場からその所見を述べさせていただきます。  今定例会に提出されております各予算等の内容につきましては、本会議冒頭における市長からの提案理由や本会議場及び予算特別委員会の場を通じ、市長及び理事者の方々から詳細に御説明をいただいたところでございます。  国においては、旧来の中央集権的行政手法から地方の権限と責任を高めるいわゆる地方分権型社会への転換期にあって、改革なくして成長なし、民間にできることは民間に、地方にできることは地方にという「構造改革と経済財政の中期展望-2004年度改定」における基本方針のもと、平成17年度予算においても、これまでの改革断行予算という基本路線を継続し、持続的な財政構造の構築と予算の質の向上を図るため、一般会計歳出及び一般歳出の水準について、実質的に前年度水準以下に抑制してきた従来の歳出改革路線を堅持、強化するという考え方のもとに編成された厳しい内容となっております。  一方、地方財政については、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が回復傾向にある一方で、公債費が依然として高水準であることや社会保障関係経費の自然増があることなどにより大幅な財源不足が見込まれることから、地方財政計画の歳出について徹底した見直しを行うこととし、歳出総額の計画的な抑制が図られたところであります。  また、三位一体の改革については、去る6月21日に開催された経済財政諮問会議及び臨時閣議において決定された経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005において、平成18年度までの改革の全体像にかかわる政府・与党協議会の合意等を踏まえ、国庫補助負担金については、平成18年度までに税源移譲に結びつく改革、地方の自主性を大幅に拡大する改革を実施するとともに、税源移譲については、平成18年度税制改正において所得税から個人住民税への移譲を実現することとし、また、地方交付税の改革については、地域において必要な行政課題に対しては適切に財源措置を行い、地方の安定的な財政運営に必要な地方交付税、地方税などの一般財源の総額を確保することとされたところであります。しかしながら、義務教育費国庫負担金や生活保護費国庫負担金など、国庫補助負担金削減については本年秋までに結論を得るとしているなど、いまだその具体が不透明であり、今後の動向を注視すべき状況もございます。  このように、地方財政を取り巻く環境が著しく変化し、厳しさを増している中で、拡大する地方の権限と責任に対応するためには、地方分権にふさわしい簡素で効率的な行財政システムの確立に向け、これまで以上に徹底した行財政改革の推進と歳出の見直しによる抑制、重点化を図るなど、持続可能な自治体経営が求められているものと認識をしております。  今回提案された新青森市の平成17年度当初予算規模は、4月1日の合併に伴う3月31日打ち切り決算による平成16年度精算分を除いた実質的な平成17年度分としては、歳出規模で1020億1422万5000円となり、平成16年度の旧青森市、旧浪岡町の減税補てん債の借りかえ分を除いた予算と比較して17億9029万5000円、1.8%の増となっております。その内容は、新市建設計画である「青森浪岡21世紀まちづくりビジョン」で定めたまちづくりの基本方針、5つの視点を基底としたオンリーワンのまちづくりを目指し、「自治体経営システム」の各個別システムと連携しながら、特に喫緊に整備を要する都市機能の強化等にかかわる各種施策、地域産業の活性化施策、環境に配慮したまちづくり施策、総合的な福祉施策や芸術、文化の振興施策など、今必要とされる厳選された施策に加え、新市のまちづくり実現のための合併特例債を活用した事業、合併協議における行政制度の調整方針に基づく所要の経費、今冬の大雪及び融雪による災害関連経費等への重点的財源配分と最少の経費で最大の効果を上げるという財政運営の基本原則にのっとった、いわゆる効率的財源配分に努めたものとなっており、新市のスタートとして大いに評価できる内容となっております。  それでは、個別の施策について所見を申し上げさせていただきます。  初めに、拠点機能を高め、新たな交流を創造するまちづくり施策についてであります。  青森市民の悲願であります東北新幹線新青森駅開業につきましては、一日でも早い開業に向けて県との連携を図りながら継続的に関係機関に働きかけを行うとともに、あわせて、新幹線効果を最大限享受できるまちづくりを推進するための受け皿づくりとして、新青森駅周辺、現青森駅周辺、青森操車場跡地、そして浪岡駅周辺の4拠点の計画的な整備を進めることとしております。  雪対策については、本市は全国の県庁所在地の中で唯一特別豪雪地帯に指定されている国内外でも有数の多雪都市でありますが、そのため、雪による障害の克服が重要課題となっております。これまでも利雪、親雪を含めた総合的な雪対策に市民と行政が一体となって取り組んでまいりましたが、累計降雪量1043センチメートル、最大積雪深178センチメートルを記録した昨冬の豪雪が、交通渋滞を初め市民生活に深刻な影響を与えたことは記憶に新しいところであります。  この教訓を生かした除排雪や歩道除雪の強化が早急の課題であると考えますが、新たな取り組みとして、GPS車載器とインターネットを活用した除排雪車両の運行状況をリアルタイムで把握するためのシステムを構築するほか、国土交通省のくらしのみちゾーンに登録された久須志・千刈地区において、電力柱等の片側集約配置、側溝の機能回復等を行い、道路空間を有効活用した交通環境の向上と除排雪作業の効率化を図ることとしており、より効率的な除排雪体制が確立され、冬期間も安全で快適な都市空間が確保されることに期待をしております。特に市民要望の強い流・融雪溝整備事業につきましては、桜川・筒井地区及び佃地区のほか、浪岡地区の狐森線においても整備を進めることとしており、さらには、下水道管に融・流雪溝機能を付加する新たな雪処理施設の整備を進めるなど、恒久的な雪処理施設の整備が計画的に着実に進められております。  また、閉鎖性水域であります陸奥湾の水質保全を図るため、これまで重点的に整備してまいりました公共下水道事業及び農業集落排水事業の推進、合併処理浄化槽の設置支援など、環境施策に継続的に取り組むこととしております。  このような行政の取り組みを私は高く評価しておりますとともに、今後も市民と行政のパートナーシップを念頭に、一丸となって雪対策、また環境保全に取り組んでいかなければならないと考えております。  次に、魅力ある地域資源を生かし、新たな活力ある産業を創造するまちづくり施策についてであります。  産業の振興施策についてですが、依然として長引く不況により、本市も景気の低迷を強いられている厳しい社会経済情勢の中、地方の景気回復のためには、地域産業が活力を取り戻すことが極めて重要であり、今年度は従来から実施している中小企業振興対策、経営革新支援、商店街振興、企業誘致の強化策に加え、新たに起業家精神に富み、多様で活力のある中小企業者の育成を図るための融資支援や、すぐれたものづくりプランに対するコンサルティング、資金融資支援を内容とするものづくり支援事業を実施することにより、今後も地域特性を生かした産業の高度化、高付加価値化を促進し、地域産業の一層の振興を図っていただきたいと思います。  次に、雇用対策についてであります。  依然として厳しい雇用情勢にありますことから、新規高等学校卒業者を雇用した市内の企業に対し、人材育成研修にかかわる費用の一部を助成するなど、引き続き若年層の職業意識、能力の向上対策への取り組みなどにより、地域産業を支える若年者層の雇用機会の拡大が図られ、雇用の促進と安定化が図られるものと期待をしております。  観光レクリエーション対策については、モヤヒルズにおいて市民ニーズの高いパークゴルフ場の整備及び初心者ゲレンデの拡充等を予定し、これにかかわる測量、設計を行うこととしておりますが、夏季シーズンにおけるレクリエーションメニューの多様化が図られるほか、冬季シーズンにおいては、初心者やファミリー層が安心してスキーを楽しめる環境が確保されるなど、モヤヒルズが通年観光レクリエーションの拠点施設としてより一層親しまれるものと期待をしております。  農林業対策についてですが、積雪寒冷地という厳しい条件のもと、リンゴや米などの食料や木材の生産、供給はもとより、自然や景観の保全などの多面的機能に配慮しながら、安全、安心な農林産物の安定的な供給を図るため、価格安定制度、制度資金融資などの経営体質の強化や用排水路、基幹農道などの農業生産基盤の整備、有機低農薬栽培などの付加価値の高い栽培手法の普及、研究などに取り組み、環境保全、循環型農業の促進を図り、農林業の持続的な発展を推進することとしております。  次に、人と人とが支え合い、新たなコミュニティ、地域社会を創造するまちづくり施策についてであります。  元気づくり推進施策につきましては、これまでも市民の健康保持と向上を図るため、健康増進事業、各種検診事業、予防接種事業などについて、元気プラザ、西部市民センターを拠点として積極的に推進してまいりましたが、新たに浪岡総合保健福祉センターにおきましても元気体操を実施するなど、今後より一層の充実を図る内容となっております。  児童母子等福祉施策についてでありますが、より利用しやすい保育環境づくりを推進するため、特別保育事業の実施箇所の拡大等を図るとともに、保育料につきましては、第3子保育料軽減対策につきまして県の負担割合が2分の1から3分の1に引き下げられたものの、良好な保育環境を維持するために、市の負担割合は2分の1のままとし、父母負担を軽減していること、また、引き続き本市独自の7項目の負担軽減対策を講じることとし、さらには、子育てに関する相談や指導等の支援体制の強化を図るため、つどいの広場や子ども支援センターを開設するなど、子どもを安心して産み、育てられる環境づくりを強力に推進することとしております。  次に、豊かな感性をはぐくみ、新たな文化を創造するまちづくり施策についてであります。  義務教育の充実につきましては、これまでも次代を担う子どもたちへの良好な教育環境を確保するため、小・中学校校舎等建設事業の計画的な整備が進められておりますが、今年度は新城小学校にかかわる実施設計及び新城中学校にかかわる基本設計のほか、浪岡南小学校及び浪岡北小学校のグラウンド及び照明器具の整備にかかわる設計などを行うこととしております。  また、文化の振興施策ですが、本市における文化芸術の鑑賞、発表の拠点施設である文化会館については、機能向上を図るため、本年度は基本・詳細設計を実施することとしておりますが、リニューアルにより、質の高い文化芸術の鑑賞機会の享受のみならず、青森、浪岡両地区の住民交流活動の機会、領域がともに拡充され、出演者あるいは利用者として新市住民間の交流が生まれることを期待しております。  さて、地方においては、市町村合併を契機に地方分権への流れが急速に進む中にあって、地域みずからの持てる力を見詰め直し、その再編、強化を図ることが求められているとともに、ますます高質化、多様化していく市民ニーズへは新たな観点から対応が求められるなど、行政は従来の枠組みを超えた取り組みが必要となっており、不断の自己改革への努力が求められています。とりわけ基礎的自治体として住民に最も近い我々市町村にあっては、みずからが得られる資源を最大限活用し、地域に根差した特色あるまちづくりのために、これまで以上に継続的に変革していく必要があるものと考えます。  本年度において中核市への移行も含め新青森市の目指すべき姿を基本構想として定め、それを達成するための長期総合計画を策定することとしておりますが、本計画に基づき、今後、本格化が予想される地域間、都市間競争の時代に打ち勝ち、魅力ある土地として持続的な発展が図られることと期待をしております。  また、市町村振興基金についてですが、その活用については、さきに述べた長期総合計画において具体化が図られるものと認識しておりますが、合併後の今、それぞれの地域の特徴を生かしながら、相互に交流と連携を深めつつ、ともに相乗効果が期待し得るソフト事業に有効に活用されることを期待しております。  最後になりますが、佐々木市長は、新青森市が循環型で持続発展可能な都市であり続けるため、率先して雪に取り組む、豊かな自然と環境を守り続ける、健康で安心な暮らしを守るという3つの基本と新幹線開業に向け受け皿をしっかりつくる、県内トップ都市として産業と情報を集積させる、次代を担うたくましい人を育てる、市民と協働でまちづくりを進めるという4つの挑戦に果敢に取り組んでいくと表明いたしました。  国、地方を問わず、ますます厳しさを増している現在の財政環境の中で、これまで以上に健全財政の維持、確保に努めながら、オンリーワンのまちづくりに向け、今後、市長及び理事者の皆様のなお一層の御尽力をお願い申し上げて、私の賛成討論といたします。議員各位の御理解と御賛同を賜りますよう、お願い申し上げる次第でございます。御清聴まことにありがとうございました。(拍手) 47 ◯議長(間山勲君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  まず、議案第30号については反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  議案第30号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 48 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議案第30号については委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第31号、議案第32号、議案第35号、議案第37号、議案第38号、議案第41号及び議案第44号から議案第46号までの計9件についても反対討論がありますので、起立により一括採決をいたします。  議案第31号、議案第32号、議案第35号、議案第37号、議案第38号、議案第41号及び議案第44号から議案第46号までの計9件については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 49 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第78号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  議案第78号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 50 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議案第78号については委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第81 新幹線対策について ~ 日程第85 議会広報について 52 ◯議長(間山勲君) 日程第81「新幹線対策について」から日程第85「議会広報について」までの計5件を一括議題といたします。  各案件については、各特別委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付しております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 53 ◯議長(間山勲君) お諮りいたします。  各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ────────────────────────── 日程第86 議案第96号 財産区管理委員の選任について 55 ◯議長(間山勲君) 日程第86議案第96号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。佐々木市長。   〔市長佐々木誠造君登壇〕 56 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第96号について御説明申し上げます。  平成15年第2回青森市議会定例会において御同意をいただき、選任いたしました清水財産区管理委員川田勇氏は平成16年11月4日、石川繁雄氏は平成17年1月21日死去され、また、平成14年第2回青森市議会定例会において御同意をいただき、選任いたしました野内財産区管理委員小笠原智一氏は平成17年4月1日死去されました。そこで、これらの方々の後任について慎重に検討した結果、川田勇氏の後任には川田継夫氏が、石川繁雄氏の後任には川田茂氏が、小笠原智一氏の後任には小笠原孝氏がそれぞれ適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  次に、平成13年第2回青森市議会定例会において御同意をいただき、選任いたしました深沢第二(川目平)財産区管理委員葛西嘉一氏、八重菊第一財産区管理委員山上吉昭氏は、6月26日をもって任期が満了となりました。そこで、両氏の後任について慎重に検討した結果、葛西嘉一氏については再任とし、山上吉昭氏の後任には川村一夫氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。 57 ◯議長(間山勲君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。 59 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  ただいま議題となっております議案第96号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議案第96号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 61 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  ただいま議題となっております議案第96号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第87 選挙管理委員及び同補充員の選挙 63 ◯議長(間山勲君) 日程第87。  これより「選挙管理委員及び同補充員の選挙」を行います。  まず、選挙管理委員の選挙を行います。 64 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 66 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。  選挙管理委員に、神一郎さん、越谷文造さん、成田豊一さん、坪田左近さん、以上4名を指名いたします。 68 ◯議長(間山勲君) お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました神一郎さん、越谷文造さん、成田豊一さん、坪田左近さんを選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました神一郎さん、越谷文造さん、成田豊一さん、坪田左近さんが選挙管理委員に当選をされました。  次に、選挙管理委員補充員の選挙を行います。  選挙の方法は投票により行います。  議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 70 ◯議長(間山勲君) ただいまの出席議員は48人であります。  投票用紙を配付させます。   〔投票用紙を配付〕 71 ◯議長(間山勲君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(間山勲君) 配付漏れないものと認めます。 73 ◯議長(間山勲君) 投票箱を改めさせます。   〔投票箱を点検〕 74 ◯議長(間山勲君) 異状なしと認めます。 75 ◯議長(間山勲君) 念のため申し上げます。  投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  点呼を命じます。   〔点呼〕   〔各員投票〕 76 ◯議長(間山勲君) 投票漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長(間山勲君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 78 ◯議長(間山勲君) 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、立会人に19番佐藤良隆議員及び53番大矢保議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いをお願い申し上げます。   〔投票点検〕 79 ◯議長(間山勲君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数48票。  これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち有効投票45票、無効投票3票。  有効投票中、南部平逸さん16票、上林文雄さん11票、五十嵐宏さん10票、大矢昭夫さん8票。  以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は3票であります。よって、南部平逸さん、上林文雄さん、五十嵐宏さん、大矢昭夫さんが選挙管理委員補充員に当選をされました。           ────────────────────────── 日程第88 議員提出議案第14号 青森市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について 80 ◯議長(間山勲君) 日程第88議員提出議案第14号「青森市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。 81 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第14号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第14号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    83 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第14号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第14号については可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第89 特別委員会の定数の変更について 85 ◯議長(間山勲君) 日程第89「特別委員会の定数の変更について」を議題といたします。  本案件は各特別委員会に所属していた議員の辞職に伴い、各特別委員会の定数を変更するものであります。 86 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  新幹線対策特別委員会の定数を12人から11人へ、石江土地区画整理事業促進対策特別委員会の定数を11人から10人へ、議会広報特別委員会の定数を11人から9人へ、それぞれ変更したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、新幹線対策特別委員会の定数を12人から11人へ、石江土地区画整理事業促進対策特別委員会の定数を11人から10人へ、議会広報特別委員会の定数を11人から9人へ、それぞれ変更することに決しました。           ────────────────────────── 日程第90 議員提出議案第15号 地方六団体改革案の早期実現に関する意見書 ~ 日程第92 議員提出議案第17号 地方鉄道の維持・確保に関する意見書 88 ◯議長(間山勲君) 日程第90議員提出議案第15号「地方六団体改革案の早期実現に関する意見書」から日程第92議員提出議案第17号「地方鉄道の維持・確保に関する意見書」まで、計3件を一括議題といたします。 89 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第15号から同第17号までの計3件については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第15号から同第17号までの計3件については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 91 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第15号から同第17号までの計3件については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 92 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第15号から同第17号までの計3件については可決することに決しました。           ────────────────────────── 93 ◯議長(間山勲君) この際、暫時休憩いたします。   午前11時40分休憩           ──────────────────────────   午後0時50分開議 94 ◯議長(間山勲君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────────── 日程第93 議員提出議案第18号 社会保障制度の抜本改革を求める意見書 95 ◯議長(間山勲君) 日程第93議員提出議案第18号「社会保障制度の抜本改革を求める意見書」を議題といたします。 96 ◯議長(間山勲君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第18号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第18号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 98 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第18号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 99 ◯議長(間山勲君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第18号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 100 ◯議長(間山勲君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第18号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第94 議員提出議案第19号 雇用対策と地域経済の活性化等を求める意見書 101 ◯議長(間山勲君) 日程第94議員提出議案第19号「雇用対策と地域経済の活性化等を求める意見書」を議題といたします。 102 ◯議長(間山勲君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第19号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第19号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第19号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長(間山勲君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第19号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 106 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第19号は可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第95 議員提出議案第20号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書 107 ◯議長(間山勲君) 日程第95議員提出議案第20号「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」を議題といたします。 108 ◯議長(間山勲君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第20号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第20号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 110 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第20号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 111 ◯議長(間山勲君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第20号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 112 ◯議長(間山勲君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第20号は可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第96 議員提出議案第21号 首相の靖国神社参拝中止を求める意見書 113 ◯議長(間山勲君) 日程第96議員提出議案第21号「首相の靖国神社参拝中止を求める意見書」を議題といたします。
    114 ◯議長(間山勲君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第21号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 115 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第21号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  21番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手) 117 ◯21番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。  議員提出議案第21号「首相の靖国神社参拝中止を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。  ことしは戦後60年の節目の年であります。それなのに、中国、韓国を初めアジアの国々と日本の関係がこれまでになく悪化していることに心を痛めているものであります。その最大の原因が、日本側の問題でいえば、過去の戦争や植民地支配に対する日本政府の姿勢、特に首相の靖国神社への参拝問題にあることは明らかです。  靖国神社というのはどういう神社なのか。靖国神社の中心的な刊行物で宮司が特別のあいさつを書いている「靖国神社 遊就館図録」という本があります。この本の冒頭で靖国神社の宮司は、日本の過去の戦争について次のように述べています。近代国家成立のため、我が国の自存自衛のため、さらに世界史的に見れば、皮膚の色とは関係のない自由で平等な世界を達成するため、避け得なかった戦い。あの戦争を自存自衛のための戦争、自由で平等な世界、すなわちアジア解放のための戦争としています。ここにはむき出しの形で日本の戦争は正しかったとする歴史観、戦争観が述べられています。  また、みずからの使命は英霊の武勲の顕彰だと述べています。これは戦争で亡くなった方々を追悼することではありません。あの戦争を正当化する立場に立って、その戦争での武勲、つまり戦争行為そのものをたたえるということです。ですから、この神社にはA級戦犯は祭られてはいても、空襲や原爆、沖縄戦で亡くなった一般の国民は祭られていないのです。つまり靖国神社とは、日本の戦争は正しかったという侵略戦争を正当化する歴史観、戦争観を持ち、戦争行為をたたえることをその使命としている神社なのです。  小泉総理大臣は、戦没者に対する敬意と感謝を込めて参拝しているものであって、戦争を美化したり、正当化するものではないと言いますが、総理が日本政府の責任者である以上、どんな信念を持っていようが、首相として靖国神社に参拝することは、侵略戦争を正当化するこの神社の戦争観に日本政府公認のお墨つきを与えることになります。  首相の靖国神社参拝が近隣諸国にどのように受けとめられているのか、この20日に行われた日韓首脳会談が如実に物語っています。靖国神社に行ってみると、過去の戦争を誇り、栄光のように展示してあると聞いている。小泉首相がどう説明しても、私や国民には過去を正当化するものと理解される。これが客観的な現実だ。盧武鉉大統領は、靖国参拝にこだわる小泉首相に対してはっきりと言いました。日韓国交回復40周年の日韓友情年と全くかけ離れた両国関係の姿ではないでしょうか。  日本政府の公式見解は侵略戦争への反省であり、一方靖国神社は戦争は正しかったという立場です。これが両立し得ないのは明らかです。こうした中で、保守の人からも、マスコミからも参拝中止の声が広がっています。河野洋平衆院議長が、海部、宮澤、橋本、森の元首相と会談し、首相の参拝は慎重な上にも慎重にと小泉首相に要請しました。中曽根元首相も、個人的な信条よりも国家利益を考えてやめるべきだとしています。新聞各紙の社説も、「小泉首相の靖国神社参拝に反対」(朝日、6月5日付)、「国益のためにやめる勇気を」(毎日、6月5日付)、「靖国参拝をやめるよう求めてきました。あらためてそう思います」(東京、6月12日付)と参拝中止を求めています。韓国や中国を初めアジア諸国との関係をこれ以上悪化させず、改善に転じていくために、首相の靖国神社参拝中止は絶対条件になっています。首相が国民多数の声を真剣に受けとめ、靖国神社への参拝中止を決断することを強く求めるものです。  青森市は、韓国の平澤市、中国大連市と友好関係を結んでいます。この青森市の議会が本意見書に対してどのような態度を示すのか、注目されないはずがありません。そういう意味では、国際的な判断を迫られていると言わなければなりません。一地方議会の意見書ではありますが、これが採択されるか否かは極めて重大な意味を持っていると思います。行きがかりやメンツを捨て、大局的で賢明な判断のもと、御賛同していただくよう心からお願いをするものです。  以上で私の本議案に対しての賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 118 ◯議長(間山勲君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第21号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 119 ◯議長(間山勲君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第21号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 120 ◯議長(間山勲君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第21号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第97 議員提出議案第22号 旧浪岡地区における合併の是非を問う住民投票の実施を求める決議 121 ◯議長(間山勲君) 日程第97議員提出議案第22号「旧浪岡地区における合併の是非を問う住民投票の実施を求める決議」を議題といたします。 122 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第22号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 123 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第22号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  22番工藤祥三議員。   〔議員工藤祥三君登壇〕(拍手) 125 ◯22番(工藤祥三君) 日本共産党の工藤祥三です。  議員提出議案第22号「旧浪岡地区における合併の是非を問う住民投票の実施を求める決議」について賛成討論を述べます。  4月1日に合併して誕生した新青森市は、旧浪岡町民の合併の是非は住民投票で決めるという強い意向を全く無視して、かねてから青森市の悲願であった中核市の要件を備えたにすぎません。この合併は、近隣市町村を初め県内外からも疑問や批判の声が上がっているところであります。マスコミも大きな関心を持ちました。一言で言うなら、だれからも評価されない、何とも情けない合併であります。  今も旧浪岡町は8人の議員逮捕や合併を進めた加藤元町長の逮捕で、金で買われた合併という揺るぎない事実の中で、そもそも合併の基本が間違っていたという声であふれています。  なぜ合併を進めた議員や町長が逮捕されたのでしょうか。事件の背景に合併における利権があったことも紛れもない事実でありました。その証拠として、加藤元町長は、リコールを阻止することが合併をスムーズに行うために買収工作をしたと語り、逮捕された議員も公共工事の発注をめぐり買収に応じたとマスコミは報道いたしました。ここにはもはや子や孫のための合併という目的は全く存在しません。単なるごまかしの言葉遊びだけの子や孫のための合併と言っているのにすぎません。  旧浪岡町は、合併をめぐり住民投票を嫌がる加藤町長をリコールしました。そして、合併が覆らないと言われても、浪岡町に残された46日間の任期よりない合併反対の古村町長を誕生させました。町民は、青森市との合併を嫌がり、古村町長を誕生させたのです。さらに、合併5日前に合併の是非を問う住民投票が行われ、合併反対の結果が出ました。この住民投票を行うに当たっては、5回も議会で否決され、古村町長の最後の手段である専決処分を阻止させようと組織ぐるみで青森市が内政干渉を行いました。なぜ住民投票の結果を恐れるのでしょうか。町民に合併の選択をさせないための企てをする行為は絶対に許せるものではありません。いずれにせよ、浪岡住民の民意をどう受けとめるのでしょうか。  合併は他人事ではありません。佐々木市長は他人事のように、時間をかけて対話をすればしこりはなくなる、努力が必要だと言っています。しこりをつくったのはだれなのでしょうか。しこりを残したのは何だったのでしょうか。それは合併の決め方に問題があったからであります。議会が決めるものという議会制民主主義だけに重きを置き、最も基本とされる地域住民が参加する直接民主主義を押さえつけたからであります。合併のしこりは時間をかけて解決できるものではありません。  8人の議員や元町長の逮捕は合併を提案する立場、議決する立場という構図からすれば、間違った合併の決め方であることは明らかであります。それと同時に、法律を曲げてまで強引な手続で合併が強行されてきたのではないでしょうか。ここにおられる議員の皆さん、新しい青森市の果たすべき責任とは何か。合併を議決した議会の果たすべき役割とは何か。まさに平成の大合併の中での民主主義が今ここに問われています。  今提案されている浪岡地区の住民投票の実施こそ合併そのものの検証であり、しこりという汚点を晴らす意味でも重要な意味を持っています。正々堂々と浪岡住民に合併を選択させることが対立をなくし、新たな融和と信頼が図れるものと信じています。  私たち議員には、地域の要求を吸い上げたり、市政をチェックする立場にあります。浪岡地区での住民投票の実施はまさに住民要求とチェック機能を両立させるにふさわしいものであります。議員各位の賛同を心からお願いをし、賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 126 ◯議長(間山勲君) 次に、2番海老名鉄芳議員。   〔議員海老名鉄芳君登壇〕(拍手) 127 ◯2番(海老名鉄芳君) 旧浪岡地区における合併の是非を問う住民投票の実施を求める決議案に賛成する立場から討論を行います。  日本国憲法は、主権在民、これが高らかにうたわれております。すなわち、地方自治の原点、これも直接民主主義が最も基本にあると思います。今回の旧青森市と旧浪岡の合併のように、大きく町民の意見が2分したとき、何をもって判断するのか、それこそが民主主義のあり方、民主的な決定とはを考えるとき、議会制民主主義が十分に機能しない今回のような中では、住民による直接民主主義が最も民主的な判断ではないかと私は考えています。  今回の住民投票条例の制定及び浪岡地区で実施し、一連の混乱の中で浪岡町民が3度の投票で合併の反対をあらわし、しかも、それでも法律は合併ということになったことに対し私ども多くの浪岡町民の、行政に対して、また法律に対して大きな怒りを持って今日々暮らしております。佐々木市長も、合併に対して、それでもだめだったら分町の意思確認は行うということを議会、またマスコミ等でもたびたび公言しております。  新市の中核市移行、さらに県内においていまだ市町村合併に向かっていない市町村の動き等々の中で、いずれにいたしましても、再度民意を問うということは、新市にとっての宿命であろうと私は考えております。  実施時期については十分に検討の上のこととしながらも、本案については速やかに可決成立させておき、改めて旧浪岡町民の判断の機会とすべきことであり、また今日の行政の最たる多くの行政サービス等の中で市長は判断を問うことにしておりますが、町民にも認知の上で最終的に実施を決定し、履行できればと願うものであります。  旧浪岡町民の思いにもかなうものであり、さらに市長の発言の趣旨にもかなう本案であり、1人でも多くの賛成をお願いするものであります。  以上であります。よろしくお願いいたします。(拍手) 128 ◯議長(間山勲君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第22号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(間山勲君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第22号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 130 ◯議長(間山勲君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第22号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第98 議員提出議案第23号 合併問題の調査に関する決議 131 ◯議長(間山勲君) 日程第98議員提出議案第23号「合併問題の調査に関する決議」を議題といたします。 132 ◯議長(間山勲君) 提案理由の説明を求めます。2番海老名鉄芳議員。   〔議員海老名鉄芳君登壇〕(拍手) 133 ◯2番(海老名鉄芳君) これに関しましてはきっちり書いてまいりましたので、提案理由の説明を行いたいと思います。  本調査委員会設置を提案した理由につきましては、おおむね議案の理由欄に記載したとおりでありますが、今議会の一般質問並びに予算委員会の審議を通じて、新たな合併手続上の不当性や疑惑が出現するところとなり、本調査委員会設置の必要性がますます高くなったものと確信するものであります。  まず第1に、合併に伴う告示行為の問題であります。  予算委員会の審議の中で、旧浪岡町では、自治区設置や議員の在任特例など、法定事項の告示が行われなかったことが明らかになりました。理事者側答弁によれば、告示は効力要件ではないので、在任特例などは有効である。告示がなくても広報等で住民に周知させていると暴言を吐き、直ちに告示しなければならないという合併特例法の規定を無視し、詭弁を弄し、協定事項の有効性を強弁するその姿勢は断固糾弾されなければなりません。少なくとも告示に至らなかった経緯や理由を明らかにし、事実確認と法の遵守を徹底すべきものであります。  第2点として、旧浪岡町への不当介入問題であります。  さきの予算委員会の総務部長答弁により、市における組織的な介入、干渉の事実が一部明らかにされました。本問題についてもさらに事実関係の調査が必要であります。町議会における違法な延会議決や町選管の住民投票事務受任拒否の指示など、具体事例前に不当介入の実態をさらに解明する必要があります。  3点目として、本定例会には議員辞職案件が4件も付議されたところであります。  議員辞職に至ったその事情はだれの目にも明らかであります。民主主義社会においてあってはならない票の買収、そして司法の裁きを受けるに至っては、合併は金で買収されたと言っても過言ではありません。合併は法律上、そして事実上も4月1日を期して成立し、施行されておりますが、新青森市民の希望や期待にこたえているや否や、特に旧浪岡町民の不安、不信、懐疑の解消に至っては、合併2カ月後の今日、消滅どころか増幅されている状況にあります。  以上のような現状にかんがみ、私としては、合併に至った経緯と問題点について、合併直後の今、改めて検証し、今後の市政運営に生かさなければならないと確信するに至ったものであります。市理事者におかれましても、旧青森と浪岡の相互不信を解消し、信頼関係を構築しようとするのであれば、情報を隠さずに真摯に耳を傾け、本調査委員会の活動に積極的に協力すべきであると思います。  以上、議案記載の提案理由に加え、本議案を提出した理由といたしますが、議員各位の絶大なる賛同をいただきたく、お願い申し上げる次第であります。  以上であります。(拍手) 134 ◯議長(間山勲君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯議長(間山勲君) 質疑ないものと認めます。 136 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第23号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第23号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。
     討論の通告がありますので、順次発言を許します。  13番奥瀬金蔵議員。   〔議員奥瀬金蔵君登壇〕(拍手) 138 ◯13番(奥瀬金蔵君) 13番、奥瀬金蔵です。賛成する立場で。  合併直前の3月27日、浪岡町では青森市との合併の賛否を問うだめ押しの住民投票を行いました。推進派による投票ボイコットにもめげず、合併反対の町民の明確な意思表示は6845票に積み上がり、賛成の1097票を大きく上回りました。住民投票を求める会は、町長リコールと出直し町長選に続いて大勝しました。なのに佐々木市長は、47%の投票率を取り上げて、9000人の声なき声をどう判断するのかと開き直りました。果たして青森市長は何%の投票率で選ばれてきたのでしょうか。  その前の出直し町長選挙で佐々木市長は、敗れた加藤さんの選挙事務所で、選挙には敗れたが、まちをよくしようという加藤氏の情熱に変わりはないと語り、加藤さんをねぎらいました。その加藤元町長は、民主主義のルールを金で踏みにじった罪で逮捕され、さらに、その後においても、職員採用に絡んで今もって身柄を拘束されているところでございます。  佐々木市長が事あるごとに合併の正当性の1つとして取り上げる法定協議会創造会議に参加した実に4人もの主要メンバーが罪に問われているわけでございます。悪いのは当時の加藤町政だけなのでしょうか。子や孫の幸せのためのまちづくりを目指した合併というならば、堂々と胸を張った誇れる合併議論、手続でなければならないはずです。今となっては、何かしら、どこかしら、だれしもが後ろめたさを感じる合併劇となりました。なぜか。司法の手が入ったからではありません。一昨年9月29日、任意協議会設立の協定調印から1年6カ月の短期間で対等、新設合併に突っ走ったことが間違いのもとであり、問われ続けてきたところでございます。5回目で最後となった創造会議は、全会一致で決めることができず、賛否を挙手で決め、幕を閉じてしまいました。そして、合併協定は、10月18日調印予定を創造会議の予備日であった13日に、5日繰り上げて締結しました。  10月16日、加藤元町長は、根拠のない3000名に及ぶ異議申立書を選管事務局長を兼ねる当時の総務課長に町長室で手渡し、署名簿の再審査を申し立て、町民のひんしゅくと大きな怒りを買いました。推進派のもくろみどおり、県議会議決の後、リコール投票を回避することに成功しました。10月26日には、両議会で合併を議決したものの、県知事への合併申請を急ぐ余り、町議会の実情を無視して町長が一方的に議会会議録に似せて作成した事件も発覚したところでございます。それでも、なお合併反対の声が認知されることを恐れ、10月30日、リコール請求の直後の11月初め、組織的な現金買収行為が明らかになったところでございます。  加藤町長失職後は、まだ合併していないのに青森市が前面に躍り出て合併手続を強行しました。反対派町長が誕生すれば、すべての合併手続を市が進めることが1月31日の文書に明記されているところでございます。投票日5日前の町長選挙告示日には、旧営林局庁舎を8億2000万円で取得する専決処分をひそかに行ったことは周知のとおりでございます。さらに、その前日の2月7日には、あと1週間足らずで民意に沿った町長が決まるというのに、当時の町助役との間で、市長職務執行者以外の事項についてはすべて整理済みとする確認書なるものを結んでいます。浪岡町では、住民の抵抗がやまず、危機感を募らせていた青森市役所の焦りを証明しているものと断言できます。  古村町長就任後の46日間の出来事については、連日のように報道されましたので、くどくど説明することもないかと思いますが、あの46日間は、住民投票を阻止するために、青森市役所は推進派議員を使って違法な会期延長を指図しました。県庁もまた、直接、間接に露骨な介入を行ったことは御承知のとおりでございます。これらの手段、手法は合併相手の自主性を尊重したやり方と言えるでしょうか。  今定例会では、議会議員や農業委員の定数や在任特例などが告示されていないことが判明し、議員の身分など市政の根本にかかわる事柄の効力が問題視されているところでございます。合併しても住所も何も変わらない、今までどおりの生活を営む旧青森市民の無関心を逆手にとり、合併の既成事実化を図っていますが、浪岡の民意は覆ることはありません。不幸なことに、今までの浪岡の混乱と苦しみを今度は合併後の青森市が抱え込むことになりました。  解決の糸口はただ1つ、知恵と工夫によって中核市と分町をなし遂げるべきでございます。そのためには、今こそ議会で法律で認められている調査権を行使し、合併の問題点を明らかにすべきであり、浪岡住民の民意を尊重した上で、議会自身の判断で結論を導き出さなければなりません。  北国青森を歌い上げる歌謡曲は、哀愁を帯びることによって人気を得ていますが、難題を抱え込んでいる青森市にはふさわしくありません。今、求められているものは、ねぶた祭のように歓喜と躍動に満ちあふれた行政のありようではないでしょうか。  佐々木市政の真価が問われています。紛争には早目に決着をつけるべきでございます。議会の出番であり、議員一人一人の良心に訴え、賛成討論といたします。どうも御清聴ありがとうございました。(拍手) 139 ◯議長(間山勲君) 次に、24番工藤敏秀議員。   〔議員工藤敏秀君登壇〕(拍手) 140 ◯24番(工藤敏秀君) 私、24番の工藤であります。  今、海老名鉄芳議員が提案された合併調査特別委員会の設置を求めたわけでありますけれども、私も求める会の議員として賛成する立場から討論したいと思います。  私は、先般の4月の臨時議会、あるいはまた先日の6月議会の一般質問でも皆さんに訴え、そしてまた市長にも訴えたわけでありますけれども、いわゆる昨年度の10月26日は、これは私は一般質問でも取り上げたわけでありますけれども、浪岡、青森両議会で決議をされたわけであります。その後、私どもの求める会では、いわゆる7000から8000の署名者をもっての町長リコール運動に入ったわけであります。その結果が、いわゆる昨年の12月26日の町長解職投票であったわけであります。さらにまた、ことしに入ってから2月14日でしたか、町長出直しの選挙が行われたわけであります。そしてまた、さらにその後に、求める会の事務局長でありました古村一雄氏が新しい町長に誕生したわけであります。  しかしながら、この古村町長が、46日間という短い期間ではあったわけでありますけれども、何としても浪岡住民の声を反映させるためには住民投票を実施したいという思いを持って3月27日に住民投票を専決処分で行ったわけであります。その中でも、いわゆる6845票というのが青森市との合併には反対であるという民意の意思表示がなされたわけであります。その間、昨年の10月26日以降、議事録の作成、こういうものには非常に短時間、そしてまた強引に進めるために作成したわけでありますけれども、この議事録もいろいろと不備な面、そういうものがありながら、県もしくは青森市が一体となってこれを進めたというのが、行政の手法としては、これはいただけないものだと、私はこう思うわけであります。そういう観点から、いわゆるこの合併というのは、実際にどうであったのかということをやっぱり調査特別委員会を設置し、調査するべきではないかと私ども議会人としてはそういう考え方に立っておるわけであります。この件につきましては、青森の市長を初め青森市民の皆さん、そしてまた旧浪岡町の住民の皆さんも非常に関心を寄せているものと私は思うわけであります。  今現在、青森市長がこういう声を聞こうとせず、前へ前へとこれを進めておるわけであります。しかしながら、先般も申し上げましたけれども、浪岡の住民においては、日々このしこり、いわゆる不満が噴出しておるわけであります。こういうこともあわせて、私はぜひこの調査委員会を設置していただきたい。そしてまた、先ほど海老名鉄芳議員が申された、行政的には告示行為をなされておらない、浪岡町の告示はされておらない、こういう不手際もあるわけでありますので、この点につきましても、ぜひ私どもは調査をしていかなければならないと、こう思うわけであります。  そういう観点に立ちまして、どうか青森の市民を代表される市会議員の皆さん、私も含めてでありますけれども、もちろん浪岡の今までの議員の皆さんも、私は、皆さんの責任においてやはり篤と調査をするべきであるということを賛成するものでありまして、よろしく御賛同をお願い申し上げまして、賛成の討論といたします。ありがとうございました。(拍手) 141 ◯議長(間山勲君) 次に、25番小倉尚裕議員。   〔議員小倉尚裕君登壇〕(拍手) 142 ◯25番(小倉尚裕君) 議員提出議案第23号「合併問題の調査に関する決議」に賛成するものであります。  平成15年7月9日、青森市と旧浪岡町の合併協議会の設置を加藤前町長が表明をいたしました。そして、平成16年10月26日、浪岡町議会におきまして合併の決議がなされました。加藤町長が合併を表明して、平成17年4月1日、新青森市誕生までは1年と3カ月でありました。そしてまた、合併協議会設置を協議して、合併の決議後、新青森市の誕生が1年と9カ月でありました。  青森市は昭和の大合併の際には、まさしく1市1町12村の大合併を1年と6カ月の間に速やかに、そして最少の経費で行われた全国でもまれに見る大合併でありました。しかし、最後の野内村との合併は、合併特別委員会を設置して、そしてさまざまな経緯の中、青森県知事からの勧告、そしてまた総務大臣の勧告等、なかなか合併には至らず、そして13年という長い年月の中、協議の末、合併を合意いたしました。そして、今現在の青森市の概要となる22万人青森市の誕生でありました。  さて、今日の平成の大合併、なぜこのように急いだのでありましょうか。私たちが旧浪岡町で求めてまいりましたのは、自分たちのまちの将来は、もう1度立ちどまり、そして自分たちが住民投票という形でその結果に従っていこう、その地域に住む住民として当たり前の思いであり、当たり前の行動でありました。その結果、皆様御承知のとおり、町長リコール、出直し町長選挙、そしてさらには前町長の逮捕、そして8名の町議会議員の逮捕、そして現在は4名の方が辞職をなされ、なぜリコール投票という結果において地方自治法違反という行為までしたのか、これが旧浪岡町町民にとって最も関心のあるところでございます。  今回の一般質問、また予算委員会ではっきりとしましたのは、旧浪岡町では合併特例債があくまで折半であり、100億円の折半であり、また10億円の普通交付税がほぼ10年間保障がされる。したがって、普通建設事業費が10年間で100億円、そしてまた合併特例債が100億円、青森市議会に来て、私ども初めからのボタンのかけ違え、これがこの合併特例債事業のお話であり、そして普通建設事業費の間違いでありました。したがって、旧青森市議会の皆様には、ぜひともこの部分を了解していただきたいと思います。  私ども旧浪岡町では、38町内会の説明においても、町長及び参与が、合併特例債は100億円である。そして、合併によってさまざまな新しい事業を行えるとの説明を多くの町民が聞いており、そして「オンリーワンのまちづくり」という冊子までを発行しております。したがって、この旧浪岡町との現実と、私どもが青森市議会に来てこの事業の大きなギャップを目にするとき、やはり皆様には、今回の23号議案であります合併問題の調査に関する決議を行い、旧浪岡町町民の思いと、そしてその当時のお話をぜひとももう一度調査をしていただいて、なぜこのように町長の逮捕、そしてまた8名の議員が逮捕であり、そして辞職をしなければいけなかったのか。これが今回の合併問題の大きな意味であり、争点であるはずであります。  皆様には今回の議案第23号「合併問題の調査に関する決議」を賛成していただき、そして今回の合併問題の大きな問題点はどこにあったのか、もう一度一緒になって考えていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手) 143 ◯議長(間山勲君) 次に、12番清野達徳議員。   〔議員清野達徳君登壇〕(拍手) 144 ◯12番(清野達徳君) 風の会・住民投票を求める会連合の清野であります。  議員提出議案第23号合併問題調査特別委員会の設置の決議案に対する賛成の討論を申し述べさせていただきます。  対等、新設合併と称しながら、議場の理事者席に旧浪岡町職員は1人もいません。まるで金絡みで採用された旧浪岡町職員には、新市の行政執行を担わせることはできないとでも言うのでしょうか。浪岡の得意分野である農林関係部署を見渡しても、現場の指揮に当たる課長のすべては旧青森市が独占しています。町職員を務め上げた者としては、まことに寂しい限りであります。  新市発足の4月1日をあえて避けて市長選挙後に発令された異例の時期の人事異動は、浪岡事務所に関する限り、旧加藤町政復活人事と言わざるを得ません。中でも、400年続く北畠文化の継承施設中世の館の館長人事は、津軽地方では考えもつかない露骨な選挙功労人事であったと思います。住民は唖然とさせられ、旧青森市の政治、選挙のすさまじさを町民は改めて実感し、合併の実態を思い知らされたのであります。  浪岡最後の町長であった古村一雄さんは、青森市職員は知識があって優秀であるが、いんぎん無礼で自己主張がない。浪岡町職員はまとまりに欠けるものの、悩み、考え、知恵を出すと評していました。知識と知恵を最大限発揮する職員人事の断行によって、新市の厳しい環境に立ち向かい、しこり解消の起点となるのではないかとかすかな願いは無残にも打ち砕かれたのであります。青森のやり方は、津軽の一員である浪岡には理解できないということを肝に銘じるべきであります。  青森、浪岡の合併問題は、合併破綻を恐れた組織的買収事件が発覚したことにより、浪岡側だけの不正や手続ミスが強調されていますが、青森市側の対応は果たして公正であったのだろうか。対等、新設合併の精神で浪岡側の自主性や議論を尊重して合併を推進してきたのだろうか。今定例会では、さまざまな観点から新たな問題も指摘されたところであります。理事者答弁は、事実を認める発言はあったものの、反省や謝罪、真摯な発言は一言もなかったことは残念でなりません。  合併特例法に基づき、来年11月までの20カ月間、在任特例の規定により、議員の職につくことになった我々に与えられた最重点課題は、取りざたされている数々の合併疑惑を何にも増して優先的に取り上げ、解明する責任と義務があります。住民による監査請求や司法の判断を求められる前に、我々が自主的に、自立的に合併疑惑を解明することが、選挙を経ずして在任特例で構成する議会の役割なのではないかと思っています。住民もまたこのことを期待しており、県庁所在都市青森市のプライドを保つことにもなるのであります。  しかし、このまま子や孫の幸せのためのまちづくりを進めたとしても、青森市政は歴史に汚点を残すことは間違いない事実であります。本来、議員や農業委員の定数、在任特例などは条例で定めなければならない事項であるが、合併特例法で告示行為によって効力を発生することになっているにもかかわらず、告示がなされていないとすれば、議員資格のない者が議会を構成していることになります。これが事実とすれば、資格のない者に議員報酬が支払われていることになり、違法な支出に当たらないのだろうか。まさしく議会や議員の正当性そのものが問われているのであり、無視できるものではありません。我々は、みずからが率先して市民に明らかにしなければならない課題を突きつけられているのであります。  我々は、今こそチェック機能を発揮すべきときであり、疑惑解明のために合併問題調査特別委員会の設置は当然のことであり、賛成であります。間違いや重大な瑕疵があったとすれば、市民にこれらを明らかにし、正すのが政治であります。この当たり前のことを数の力で葬り去るとすれば、合併議論をおろそかにした旧浪岡町議会の二の舞を踏むことになり、犯罪的行為と批判されかねないものと私は懸念するものであります。  以上、賛成の討論といたします。よろしくお願い申し上げます。(拍手) 145 ◯議長(間山勲君) 次に、9番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手) 146 ◯9番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。  議員提出議案第23号「合併問題の調査に関する決議」に賛成する立場から討論を行います。  言うまでもなく、市町村の主人公は住民です。そのまちに住む住民の生活と将来を左右する市町村合併は、主人公である住民の思いや考え方が最優先され、決められるべきものです。青森市との合併は、旧浪岡住民の意思が尊重された合併だったでしょうか。旧浪岡住民の総意で決められた合併だったでしょうか。  旧浪岡町では、合併の是非を町民一人一人の意思で決めたいと住民投票を求める運動が起きました。我が党も参加する住民投票を求める会が生まれ、1年半に及ぶ住民の切実な願い、熱い思いは、歴史や風土、これまでの人々とのつながりを無視した合併を強引に進める加藤元町長をリコールさせ、合併反対の古村町長を誕生させました。古村町長の誕生は、住民投票を求める会のいわば住民が主人公の町政として誕生しました。合併の期日までには46日よりありませんでした。しかし、旧浪岡町民はそのことを知りながらも、合併撤回の熱い願いを込めて合併反対の町長を誕生させました。青森市との合併反対の重い意思表示がされたのです。  今議会に提案されている決議案の中に、住民投票を阻止させようと青森市が指南した問題は、我が党の工藤祥三議員が厳しく指摘したように、民意無視の一部にしかすぎません。合併の決議における速やかな合併告示は法律で定められています。特に合併特例法に基づく議員の在任期間については、告示されなければ議員の身分にかかわる問題になります。このような重大問題が、総務部長答弁にあるように、告示は合併を広く知らしめるだけのことで片づけられていいのでしょうか。また、いとも軽くはねのけたことは、逆に人口2万人の浪岡町と合併して中核市にさえなればいいという青森市の都合だけ優先させた合併であるとの印象を強くしています。  合併は議会が決めればいい。議会で決めるものでは済まされない問題なのに、合併を決めるなら合併を争点とした町長リコール投票の結果を待ってから県議会は判断してほしいという当たり前の住民要求さえ無視されました。合併を進めた元町長や元町議8人が逮捕され、合併を阻止するために買収まで行ったことを認めています。金絡み、利権絡みの合併と批判されている合併に未来はありません。しこりが残るだけではないでしょうか。  私たち合併を決めた議会として、今までの合併過程を冷静に振り返りながら、真実はどうであったかを検証すべきではないでしょうか。新青森市の名誉と秩序のためにも、合併過程における検証こそ、しこりを取り払い、これからの融和に向かう第一歩になります。  私たち日本共産党市議団は、浪岡町との合併については、両市町の住民の意思が最優先されるべきものとの立場から、最初から住民投票を尊重してきました。そして、民意が反映されない合併には反対をしてきました。この合併に賛成した議員の皆さん、いま一度この合併を検証しようではありませんか。議員各位の賛同を心からお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 147 ◯議長(間山勲君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第23号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 148 ◯議長(間山勲君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第23号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 149 ◯議長(間山勲君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第23号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第99 議員派遣について 150 ◯議長(間山勲君) 日程第99「議員派遣について」を議題といたします。  本件については、地方自治法第100条及び会議規則第161条の規定に基づき、議案の審査等のため、議員を派遣しようとするものであります。 151 ◯議長(間山勲君) お諮りをいたします。  お手元に配付しているとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 152 ◯議長(間山勲君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。           ────────────────────────── 153 ◯議長(間山勲君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  閉 会 154 ◯議長(間山勲君) これにて平成17年第1回青森市議会定例会を閉会します。   午後2時閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. 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